「動詞のうしろに"S"が必要なとき」を理解してより自然な英語を身につける!
時制の基本となる「現在形」の文章。
普段していることや好きなもの、職業や趣味を伝えられるので、日常会話でとてもよく使われます。
一方で、動詞のうしろに"S"をつけるのかつけないのか?という問題で、迷いやすい時制でもあります。
では、どういうときにSをつける必要があるのでしょうか?
改めてしっかり確認しておきましょう!
1,動詞のうしろに"S"がつかないとき
=主語が私、あなた、または複数の人や物のとき(2人以上、2つ以上)
■私またはあなた
I(私)、you(あなた)
■複数の人
we(私たち)、you and I(あなたと私)、they(彼ら)、your friends(あなたの友だち)、my parents(私の両親)、Japanese people(日本の人たち)
■複数の物、動物、場所
her shoes(彼女の靴)、These cars(これらの車)、his dogs(彼らの犬たち)、those birds(あの鳥たち)、European countries(ヨーロッパの国々)、the islands(その島々)
【例文】
・I live in Kyoto. 私は京都に住んでいます。
・They work for an insurance company. 彼らは保険会社で働いています。
・My dogs like this toy. 私の犬たちはこのおもちゃが好きです。
・These bikes run with solar energy. これらのバイクは太陽エネルギーで走ります。
2,動詞のうしろに"S"がつくとき
=主語が私、あなた以外の単数の人や物のとき(1人、1つ、ひとまとまり)
■単数の人(私、あなた以外)
he(彼)、she(彼女)、Sally(サリーさん)、that man(あの男性)、my husband(私の夫)、their son(彼らの息子)
■単数の物、動物、場所
my bag(私のカバン)、this book(この本)、her cat(彼女の猫)、that dolphin(あのイルカ)、our office(私達のオフィス)、the city(その街)
■ひとまとまりの人、もの
his family(彼の家族)、the baseball team(野球チーム)、the support desk(サポートデスク), your hotel staff(あなたのホテルのスタッフ)
→複数の人で構成されていても、ひとつのまとまったかたまりとして捉えている時には、単数形になります。
【例文】
・Taro speaks 4 languages. 太郎さんは4か国語を話します。
・Our office has a cafeteria. 私たちのオフィスには食堂があります。
・Her cat sleeps on the bed. 彼女の猫はベッドの上で寝ます。
・His family owns a French restaurant. 彼の家族はフレンチレストランを経営しています。
3,スペルに注意が必要なとき
★単語の最後がs, sh, ch, x, oで終わるとき:”es”をつける
《例》 pass→passes, wash→washes, catch→catches, do→does
★単語の最後が子音+yで終わるとき:yをとって”ies”をつける
《例》 cry→cries, try→tries, carry→carries
※単語の最後が母音(a, i, u, e, o)+yで終わるとき:そのまま”S”をつける
《例》 buy→buys, play→plays
★「have」:”haves”ではなく”has”という特殊な変化をする
4,文を作る上で注意が必要なとき
★主語と動詞の間に副詞(usually, never等)が入っても、動詞には変わらず"S"がつきます。
×He never cook at home.→〇He never cooks at home. 彼は家で料理をしたことがありません。
×Cindy sometimes go running.→〇Cindy sometimes goes running. シンディは時々走りに行きます。
★助動詞が入った文では、主語に関わらず、動詞にSがつかず原形(もとの形)になります。
×She can drives a car.→〇She can drive a car. 彼女は車を運転します。
×My father may knows that.→〇My father may know that. 私の父はそれを知っているかもしれません。
→助動詞を文中に使う場合、主語が何であっても「助動詞のルール」に従う必要があります。
※助動詞についてもっと知りたい方は、『【英会話習得への第一歩】実践の場で使える英語の基礎知識ー中学英語おさらい講座ー』セクション2(助動詞)をご確認ください。
【練習問題】
カッコ内に動詞をいれて、文を完成させましょう。(答えは最後にあります!)
1,I ( ) musical movies. 私はミュージカル映画が好きです。
2,My wife ( ) our dog every morning. 私の妻は毎朝犬の散歩をします。
3,That bus ( ) to the Toyosu Market. あのバスは豊洲市場に行きます。
4,You must ( ) off your shoes inside this temple. このお寺の中では靴を脱ぐ必要があります。
5,Jim usually ( ) out a sandwich from that cafe. ジムさんはたいていあのカフェでサンドイッチをテイクアウトします。
6,Elly and I ( ) drinking. We often ( ) to the bar together. エリーと私はお酒を飲むのが好きです。よく一緒にバーに行きます。
7,This restaurant ( ) an English and Chinese menu. このレストランには英語と中国語のメニューがあります。
8,The support desk will ( ) to your e-mail within 24 hours. サポートデスクは24時間以内にメールを返信します。
今回は、動詞のうしろにSがつくとき、また注意すべきポイントについて、解説いたしました。
「主語が自分と相手以外の1人、ひとつ、ひとまとまりの時には、動詞にSをつける」と、まずは覚えておきましょう。
気にしすぎる必要はありませんが、使い分けを意識するだけでも、英語の感覚を身につけるのにとても役立ちます。
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皆様の英語学習を、心から応援しています!
【練習問題答え】
1,like 2,walks 3,goes 4,take 5,takes 6,like / go 7,has 8,reply
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