英語の電話対応フレーズ2(電話をつなぐ・不在を伝える)


前回は、「英語で電話がかかってきたときの対応フレーズ」をご紹介しました。

電話に出るとき、対応を確認するとき、聞き返すとき、電話を切るとき・・・

どれもいざというとき役に立つフレーズばかりなので、覚えておくととても安心です。

今回は、前回ご紹介しきれなかった必須フレーズを、ご紹介します。

電話をつなぐときや不在の理由を伝えるときの表現を知っておくと、さらに落ち着いて対応できるようになります。

今回も覚えやすいフレーズばかりなので、会話例で実際の場面をイメージしながら、しっかり練習しておきましょう!




【担当につなぐ】

担当者につなぐために「少々お待ちください」と言いたいときには、”Could you hold on a moment?”や“Just a moment, please.”またはシンプルに“Please hold.”ということができます。その後、担当者や担当部署に、電話をつなぐ旨を伝えましょう。

《例》

・Just a moment, please. I’ll transfer your call. 少々お待ちください。おつなぎします。

・Could you hold on a moment? I’ll get someone in charge. 少々お待ちいただけますか?担当の者に代わります。

・Please hold and I’ll transfer you to the marketing department. 少々お待ちください。マーケティング部におつなぎします。

  

■会話例1

A: Could I speak to Mr. Sato? 佐藤さんとお話しできますか?

B: Sure. Could you hold on a moment? I’ll transfer your call. かしこまりました。少々お待ちいただけますか?おつなぎします。

■会話例2

A: I’d like to speak to someone in charge. 担当の方とお話ししたいのですが。

B: Please hold and I’ll put you through to the sales department. 少々お待ちください。営業部におつなぎします。

  


【出られない理由を伝える】

担当者が電話に出られない理由を伝えたいときには、次のような表現があります。

・He is in a meeting right now. ただいまミーティングに出ております。

・He is out of office until 4 o’clock. 4時まで外出しています。

・He has left for the day. 本日は退社しました。

・He is taking a day off today. 本日はお休みを頂いております。

・He is on a business trip until the 20th. 20日まで出張に出ております。

具体的な理由を言わずに、電話に出られない旨を伝えるときには、”not available”(=あいていない、対応できない)という表現もあります。

・I’m afraid he is not available at the moment. 申し訳ありません、現在電話に出ることができません。

また、今は席を外しているものの、もう少ししたら戻るという場合には、”be back”や”come back”(=戻ってくる)+”in a minute”や”soon”(=すぐに)を使って伝えます。

・He’s not at his desk, but should be back in a minute. 席を外していますが、すぐに戻ると思います。


■会話例3

A: Is Ms. Ishida in the HR department available? 人事部の石田さんはいらっしゃいますか?

B: She is in a meeting right now. Shall I get someone else in the HR department? 石田は現在ミーティングに出ております。人事部の他の者に代わりましょうか?

■会話例4

B: Thank you for calling, STU company, Emiko speaking. How may I help you? お電話ありがとうございます。STU社のエミコです。ご用件をお伺いします。

A: I’m calling to inquire about an invoice. Is Mr. Tanaka available now? 請求書の件でお電話しています。田中さんはお手すきでしょうか?

B: He is not at his desk, but should be back soon. Would you like him to call you back? 現在席を外していますが、すぐに戻ると思います。折り返しお電話させましょうか?

   

【その他便利フレーズ】

その他、いざという場面で役に立つフレーズをご紹介します。

・I’m sorry to keep you waiting. (電話をとるのが遅くなったとき)お待たせして申し訳ございません。

・Thank you for waiting. (電話を保留にした後に)お待ち頂きありがとうございます。

・I’m afraid you have the wrong number. (間違い電話だったとき)番号をお間違えになっていると思います。

・Let me repeat that. You are Mr. Smith from JK company. Is that correct? (相手の言ったことを復唱したいとき)復唱させてください。JK社のスミス様で、お間違いないでしょうか?

・Let me put you through to someone who speaks English. (英語で対応が難しいとき)英語が話せる者におつなぎします。

  

■会話例5

A: I’m Amy Robertson of GP Corporation. GP社のエイミー・ロバートソンと申します。

B: Let me repeat that. You are Ms. Amy Robertson of GP Corporation. Is that correct? 復唱させてください。GP社のエイミー・ロバートソン様でお間違いないでしょうか?

■会話例6

A: Hi, this is Daniel from RM Company. こんにちは、RM社のダニエルです。

B: Please hold. Let me put you through to someone who speaks English. 少々お待ちください。英語が話せる者におつなぎします。

  


[練習問題]

次の会話を英語にしてみましょう。(答えは最後にあります!)

A: おはようございます。ABC社です。ご用件をお伺いします。

B: こんにちは。CCB社のマーク・ジョンソンと申します。山田さんにおつなぎ頂けますか?

A: 申し訳ありませんが山田は15日まで出張に出ております。伝言をお預かりいたしましょうか?




いかがでしたか?

「こんな風に言うんだ」と頭では理解したものの、実際の場面になったら、思った以上にことばが出てこない・・・

そんな悔しい思いをしないよう、特に使えそう!と思ったフレーズは、すぐ確認できるようにしておきましょう 。

「英語で対応できた!」という経験をすることで、その後の大きな自信につながります。

  


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[練習問題答え]

A: Good morning. ABC company. How may I help you? (おはようございます。ABC社です。ご用件をお伺いします。)

B: Hello. My name is Mark Johnson from CCB Corporation. May I speak to Mr. Yamada? (こんにちは。CCB社のマーク・ジョンソンと申します。山田さんにおつなぎ頂けますか?)

A: I’m afraid he is on a business trip until the 15th. Would you like to leave a message?  (申し訳ありませんが山田は15日まで出張に出ております。伝言をお預かりいたしましょうか?)

English with Mari

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