英語で電話がかかってきたときの基本対応フレーズ
仕事中に突然、英語で電話がかかってきた!
対応に慣れていないと、とてもあわててしまいますよね。
電話では、相手の表情や様子がわからない分、声だけでコミュニケーションをとる必要があります。
決して簡単ではありませんが、必要なフレーズは限られているため、覚えておくと余裕をもって対応することができます。
そこで今回は、かかってきた電話に対応するための、簡単かつ丁寧なフレーズをご紹介します。
メモに書いてすぐ出せるようにしておくと、より落ち着いて会話をすることができます。
いざという場面に備えて、しっかり準備しておきましょう!
【基本となるフレーズ】
◆丁寧な表現
電話対応等で使われる、とても丁寧な表現をおさえておきましょう。
・May I ~ ?( ~してもよろしいでしょうか?)
《例》May I have your name again? もう一度お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
・Would you mind ~ ?(~して頂けますでしょうか?)
《例》Would you mind spelling your name? お名前の綴りを教えて頂けますでしょうか?
※"Could you please ~ ?"もとても丁寧な聞き方になります。
・Would you like ~ ?(~されたいですか?)
《例》Would you like to leave a message? 伝言を残されたいですか(=伝言をお預かりしましょうか)?
・I'm afraid ~. (あいにく~です。)
《例》I'm afraid he is not at his desk. あいにく席を外しています。
※"I'm sorry ~ ."という言い方もよく使います。
◆聞き返す表現
相手の話が聞き取れなかったときは、遠慮せずしっかり聞き返しましょう。
・Could you repeat that, please? もう一度くり返して頂けますか?
・Could you please speak more slowly? もう少しゆっくり話して頂けますか?
・Could you please speak up a little? もう少し大きな声で話して頂けますか?
【電話対応フレーズ】
担当者が不在だった場合を例に、流れに沿ってみていきましょう。
1,電話に出る
電話に出るときは、まず"Hello."とあいさつします。時間帯によって、"Good morning"や"Good afternoon."と言うこともあります。その後、社名を名乗ってから、"How may I help you?"(ご用件をお伺いします)と続けましょう。(自分の名前を名乗る場合、社名の後に"〇〇 speaking."と入れます。)
《例》Hello. JK Company. How may I help you? はい、JK社です。ご用件をお伺いします。
2,不在であることを伝える
担当者が電話に出られないときは、"He / She is not at his / her desk."(席を外しています)、"He / She is not available right now."(ただいま電話に出られません)、"He / She is off today."(今日はお休みを頂いております)等と伝えます。文頭に"I'm afraid"をつけると丁寧な表現になります。
《例》I'm afraid she is not available right now. 申し訳ありませんがただいま電話に出ることができません。
3,対応を確認する
対応について確認する場合、"Would you like to leave a message?"(伝言をお預かりしましょうか?)、"Would you like him / her to call you back?"(折り返しお電話差し上げましょうか?)等と提案しましょう。
《例》I’m afraid he is not at his desk. Would you like him to call you back?. 席を外しております。折り返しお電話差し上げましょうか?
4,電話を切る
電話を切るときには、"Thank you for calling."(お電話ありがとうございました。)と感謝の気持ちを伝えます。その後、"Have a nice day."(良い1日を)や"Goodbye."(それでは)等と続けます。相手の名前を聞いている場合、Mr. ~(~さん)とつけると、より印象良く聞こえます。
《例》Thank you for calling, Mr. Jones. Have a nice day. お電話ありがとうございました、ジョーンズさん。良い1日を。
【電話対応の会話例】
ここまで学んだフレーズをもとに、会話例を見てみましょう。
A: Hello. JK Company. How may I help you?
はい、JK社です。ご用件をお伺いします。
B: Hello. My name is Brian Smith from AG Publishing. Could I speak to Mr. Sato?
もしもし。AG出版のブライアン・スミスです。佐藤さんとお話しできますか?
A: I’m afraid he is not at his desk. Would you like to leave a message?
申し訳ありませんが席を外しております。ご伝言をお預かりしまようか?
B: No, that’s fine. Would you just tell him that I called?
いいえ、けっこうです。電話をしたことだけお伝えいただけますか?
A: Sure. May I have your name again, please?
かしこまりました。もう一度お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?
B: Of course. I'm Brian Smith, B-r-i-a-n S-m-i-t-h. And company name is AG Publishing.
はい。ブライアン・スミスです。B-r-i-a-n S-m-i-t-hです。会社名はAG出版です。
A: Let me repeat that. You are Mr. Brian Smith from AG Publishing. Is that correct?
復唱させてください。AG出版のブライアン・スミスさんで間違いないですか?
B: That’s correct.
間違いないです。
A: Ok. I'll tell him that you called. Thank you for calling, Mr. Smith.
かしこまりました。お電話があったことをお伝えします。お電話ありがとうございました、スミスさん。
B: Thank you for your help. Goodbye.
ありがとうございました。それでは。
いかがでしたか?「これなら言えそう!」と思って頂けたら嬉しいです。
何度も声に出して練習したり、紙に書いたりすることで、しっかり記憶に残すことができます。
また、今回出てきた”Could”や"May"等の『助動詞』は、【英会話習得への第一歩】実践の場で使える英語の基礎知識ー中学英語おさらい講座ー』(セクション2)の中で、イメージや例文を詳しく解説しています。あわせて確認しておきましょう!
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