英会話で使える自然な表現、「付加疑問文」と「自然な相槌」をマスター!
英語の「疑問文・否定文」は、「肯定文」と同じくらい、実際の会話でよく使われます。
昨年末リリースいたしました、『【英文の基本を完全マスター!】疑問文・否定文の基礎知識ー中学英語おさらい講座3ー』では、基本となる文の作り方について、解説させて頂きました。
今回は応用編として、『付加疑問文』をご紹介いたします。
とても便利な表現ですが、難しく考えて避けて通っている方も多いのではないでしょうか。
でも、土台となる疑問文・否定文の作り方が理解できていれば、頭の中で組み立てられるようになります。
また、会話における自然な相槌のうち方についても、あわせて身につけることができます。
実践で使える例文とともに、基本のルールをマスターしていきましょう!
【付加疑問文とは】
会話の中で、「~ですよね」「~だったよね」と、相手に同意を求めたり確認したりするときに使える表現です。
基本の文の作り方としては、いつもの文章のうしろに、「 ,(カンマ)+動詞or助動詞の否定短縮形+主語+?」をつけるだけでOKです。
ただし、平叙文から疑問文に変えるときと同じように、もととなる文について、
①動詞は何か?(助動詞はあるか?be動詞か一般動詞か?)
②時制はいつになるのか?
これらのポイントを考える必要があります。
それぞれタイプ別にみていきましょう。
1,be動詞の文
うしろに「be動詞否定形+主語+?」をつけます。
【例文】
・It's a beautiful day, isn't it? 今日は良いお天気ですね。[現在形]
・Tom was in a bad mood, wasn't he? トムは機嫌が悪かったですね。[過去形]
・You are reading this article, aren't you? この記事を読んでいるんだよね?[現在進行形]
・The puppies were so cute, weren't they? 子犬たちはとても可愛いかったね。[過去形]
★うしろに続く主語は、必ず代名詞(I, you, he, she, we, they , it)になります。
例)Tom → he/The puppies → they
2,一般動詞の文
うしろに「 do/does/did否定形+主語+?」をつけます。
【例文】
・You go to the gym, don't you? ジムに通っているんだよね?[現在形]
・We met before, didn't we? 以前お会いしましたよね?[過去形]
・Helen lives near here, doesn't she? ヘレンはこの近くに住んでいるんだよね?[現在形]
・Your husband retired his job, didn’t he? 旦那さんはお仕事を退職したんですよね?[過去形]
3,助動詞の文
うしろに「 助動詞否定形+主語+?」をつけます。
※現在完了形の文で使われる"have/has"も、助動詞に含まれます。
【例文】
・Mary can read Japanese, can't she? メアリーは日本語が読めるんだよね?[現在形]
・You will take the exam, won't you? その試験を受けるつもりなんだよね?[未来形]
・You have already talked to him, haven't you? 彼ともう話したんだよね?[現在完了形]
・That restaurant has closed, hasn't it? あのレストランは閉店してしまいましたよね?[現在完了形]
★もとの文が否定文の場合、うしろには逆に肯定形が続きます。
【例文】
・This is not your jacket, is it? これはあなたの上着ではないですよね?
・They don't know the news, do they? 彼らはその知らせを知らないですよね?
・You won't be home this weekend, will you? 今週末は家にいないんだよね?
【発展編:自然な相槌のうちかた】
会話の場面でよく使われる、驚きや興味を示す自然な相槌のうち方についても、あわせてみていきましょう。
付加疑問文のときと同じように、相手の発した「もとの文」の動詞や時制を考えて、適切な形で返すことがポイントです。
組み立て方としては、「 主語(代名詞)+動詞or助動詞の肯定形/または否定短縮形」だけでOKです。
また、肯定文に対しては肯定形、否定文に対しては否定形で返すので、付加疑問文より簡単に使うことができます。
【例文】
・Jane will get married soon. ジェーンがもうすぐ結婚するんだって。[未来形肯定文]
→Oh, She will? That sounds great! まあ、そうなの?それは良い知らせだわ!
・My daughter was sick last week. 先週娘の体調が悪くて。[過去形肯定文]
→She was? Is she ok now? そうだったんですか?今は良くなりましたか?
・I haven't seen the movie yet. まだその映画を観ていないんです。[現在完了形否定文]
→You haven't? It was very entertaining. そうなんですか?とても面白かったですよ。
【練習問題】
カッコ内に適切なことばをいれて、文を完成させましょう。(答えは最後にあります!)
1, Alex is from Poland, ( )? アレックスはポーランド出身だよね?
2,She won’t come with us, ( )? 彼女は私たちと一緒に来ないんだよね?
3,This pizza doesn’t really taste good, ( )? このピザはあまり美味しくないね。
4,Their sons are studying abroad, ( )? 彼らの息子さんは留学しているんですよね?
5,The theater has moved to a new location, ( )? 映画館は新しい場所に移動したんですよね?
6, "I haven’t received the email." " ( )? Let me check about it."
「そのメールを受け取っていないです。」「そうなんですか?ちょっと確認します。」
7, "Maria got a new job in London." "Oh, ( )? Has she started yet?"
「マリアはロンドンで新しい仕事が決まりました」「そうなんですか?もう始まったんですか?」
8,"The interns were not suitable for the position." "( )? I’m sorry to hear that."
「インターンはポジションに向いていませんでした。」「そうなんですか。それは残念です。」
今回は、付加疑問文の作り方、そして自然な相槌の打ち方について、解説いたしました。
慣れるまでは練習が必要ですが、基本の疑問文・否定文を作るときと同じように、動詞や時制も一緒にマスターすることができます。
とっさに言えるようになるまで、くり返し練習しましょう!
こちらのメールや、講座の内容に関して、「こんな所がわかりやすかった」「こういう所をもっと解説してほしい」等、いつでも個別メッセージやレビューで、是非お知らせください。
皆様の英語学習に、少しでもお役立て頂けたら幸いです!
【練習問題答え】
1,isn’t he 2,will she 3,does it 4,aren’t they 5,hasn’t it 6,You haven’t 7,she did 8,They weren’t
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